※呪術廻戦本誌最新話(24/5/13時点)の重大なネタバレがあります。
ご覧になっていないかたは記事閲覧にご注意ください。
※この記事にはプロモーションが含まれています。
お兄ちゃん、ありがとう・・・・・・・・・!!!!
私の知る限りのお兄ちゃん(脹相)
特級呪物『呪胎九相図』の1番で、呪霊と人間の混血児。
胎児のまま150年試験管に保管されていた。
人の体に受肉して数か月しか経っていない。
九相図は九体いて、自分の後に生まれた八体を弟として愛している。
弟の壊相と血塗を、主人公の虎杖悠仁と釘崎野薔薇に殺され、
虎杖と対峙した際には仇として殺そうとしたが、
寸前で虎杖や弟たちと食卓を囲む『存在しない記憶』が脳内に溢れ出し混乱。
その場を立ち去りしばらく駅の隅で膝を抱えて座り込み呆然としたのち、
偽夏油と戦う虎杖たちの元に突如現れ、
「よくも……よくも俺に!!虎杖を!!弟を!!殺させようとしたな!!」
どけ!!!俺はお兄ちゃんだぞ!!!
『呪術廻戦』第134話・渋谷事変51より
と言い放ち助太刀してくれた。以降は虎杖を「悠仁」と呼び兄として同行する。
虎杖は身に覚えがなく困惑していた。
ここからはTwitterや引用画像で何となく把握していることなのですが、
・本当に兄弟だった
・虎杖も「とりあえず兄貴」として認識している
・渋谷事変後の数日間は虎杖と脹相二人で呪霊狩りをして過ごした
・半裸で「九相図兄弟ファイヤー‼‼」と叫ぶ戦闘場面がある
・九十九由基と任務を共にし、信頼関係を築けている
などなど...
お兄ちゃん、知れば知るほど興味深いです。
お兄ちゃん(脹相)を好きになった経緯
呪術廻戦はアニメで追っているオタクなのですが、
本腰を入れて見始めたのは『懐玉・玉折編』の後半から。謎めいていた五条先生の過去が明らかになり、思っていた10倍ドロドロの五条と夏油の関係やアニメ制作陣の愛ある演出に心が高鳴りました。舞台は渋谷事変へ移り、回を追うごとに作画に力が入っていきましたが、特に目を引いたのが虎杖vs脹相でした。
脹相を1期で認識できていなかった私はこれが初見と言ってもよいほどです。
「このキャラ、幹部末端くらいのポジションでは?作画気合入りすぎ!コマが多すぎて目から入る情報で疲れてしまう・・・何故ここまで・・・?」なんて思っていました。
結局最後まで流すように見てしまいましたが、最後の最後で
「パスタ、あーん」
なに、これ・・・?
Twitterをみるとどうやらあの場面はアニオリ。ですが、原作でもこの場面から様子が変わってくるようで「お兄ちゃん」とファンから親しみを込めて呼ばれていました。他にもアニオリが多数あり、「残念だったな」と服をたくし上げて血の鎧を見せてくれるシーンは原作ではチラ見せ程度だとか・・・。アニメ制作陣にそうまでさせる彼は一体何者なのか・・・?ネタバレOKの私は、行きつけのWikipedia・pixiv辞典へ指を運びました。
この男、おもしろすぎる。
まんまと私もファンの仲間入りを果たしました。
お兄ちゃんの好きなところ
・眠そうな顔にビジュアル系の出で立ち、だけど中身は家族想いの熱血漢
私の顔の好みとして「眠そうな顔」があるので既にドストライクです。
虎杖戦導入、虎杖を見つける前後の気怠そうな顔からの怒りの表情への変化が大好きです。
外見にそこまで頓着しているようにも見えないのですが、独特のツインテール。
彼とトガヒミコと松浦亜弥*1にしか似合わないと思っています。そしてゆとりのある服装の下のたくましい体。むしろゆとりがありすぎてガバガバ謎構造の服装を選ぶ彼自身。
ダウナーな雰囲気が漂う彼ですが、弟たちのこととなると怒り、涙し、命を賭して闘います。キャラ付けとして歪んだ愛を持つキャラはこれまでたくさん見てきましたが、彼の弟への愛は、「干渉しすぎず」「信頼し」「自身が手本となれるような行動を心掛け」「困っている時には駆けつける」。敵キャラとしての登場を疑うほど完成された兄としての生き様を見せてくれます。
詳しくは↑の記事にてお話しています
彼のような一本筋が通ったキャラクターが大好きです。
脹相の「弟のために生きる」揺るぎない言動が真剣で時に面白く、時に感動させられます!
細かい部分なのですが、母親のことを話すときに、「命を授けてくださった母」的な言い回しをしていて、彼はきっと母が健在だったら、弟たちのように大切に接していたんだろうなということが伺えて好感度が更に上がりました。
今後の展開ではどうやら協調性アップのために弟以外のキャラクターとの関係性を築こうとする場面もあるようで、決して「弟だけ」ではない彼が、あ~好きだな~・・・と思うわけです。
さて、徐々に語彙力がなくなってきたので本題に移りたいと思います。
※WJ2024年24号感想※ネタバレ注意
筆者たろうは少年漫画読者歴20年以上なのですが、
彼を知った時によぎった彼の最終回は、
①弟のために犠牲となり死亡
②負傷などの理由で戦線離脱し隠居生活(例:鬼滅の刃・宇随天元)
③脇役として箸休め的シーンに多く登場し、なんだかんだで難を逃れ、笑顔の最終回(例:ゴールデンカムイ・キラウㇱ)
でした。
ですが、彼を知れば知るほど、「彼は手や足がもげようと、頭だけになろうと最期まで弟のために闘い続ける男だ」と思い知らされます。彼が週刊連載本誌にて闘い続けている・負傷したとTwitterで情報を見る中で①はずっと頭の中にありました。
そしてオタクじゃない皆さん、これは覚えておいてください。
Twitterにて、
・キャラクターの満面の笑み・青空・花束のファンアート
・「(キャラクター名)、ありがとう。」のツイート
これがたくさん流れてきたら、それは、
あのキャラクターが死んだ。
ということです。
私も、2024/5/13/月曜日。この波動を感じました。
「推しが死んだ」
迷いました。
アニメの渋谷事変・閉門+その後の漫画数話しか知らない私が、
いきなり本誌を読むの、もったいなくないか。
全部通して読んでこそなのではないか。
でも推しの最期、見届けたい・・・
色んなオタク心がせめぎ合った結果・・・
本誌を読みました。
なんて美しい最期だろう。
前述の①が頭にあったとは言え、心はずっしりと重く、受け止めきれてはいません。
でも、まるでおとぎ話のような。
【脹相は自身を血の鎧と変え、弟を守り、命を燃やしつくしました】
芥見先生は兄弟の最期の時間を丁寧に描いてくださり、
存在しない記憶と言われていたあの空間で2人は過ごし、「ありがとう」を言い合って別れました。
タイピングをしているだけでもじんわり涙が。
美しい愛だったな、と何回も何回も思い出しては目頭が熱くなります。
Twitterでは、
これ脹相最後に領域展開してたくない?
— 天体望遠鏡 (@Staple_in_mouth) May 12, 2024
領域内で術式による必中攻撃を防ぐためにはただの防壁じゃなくて自身の領域で中和しないといけないし、ピクニック空間もあれが脹相の生得領域(=心の中)だったとか?
領域の縁にいた脹相はダメージを受けたけど内側にいた虎杖は無事だったみたいな?#呪術本誌 pic.twitter.com/LjS4BE5GBf
という考察的意見や、
・呪術廻戦には転生が存在するから、脹相も転生しているかも
・転生して、今度は子供の姿で「俺はお兄ちゃんだ!」と登場し虎杖を困惑させるかも
なんてツイートをされている方もいて、擦りむいた膝のようなココロに希望となってじんわり効いています。ありがとうございます。
ここまで閲覧いただきありがとうございました。
世界の脹相ファンのみんな、ファイヤー・・・・・・・・・・(下火)
実はここは名ばかりのアフィリエイトブログなのですが、
せっかくなので、私が欲しいけど金銭的な関係で我慢しているお兄ちゃんフィギュアのリンクを貼りますね。私もいずれ買おうと思います。
|
|
|